(エム・キュ・エール・プリュス) お店の住所
相模原市緑区元橋本町20−10(周辺の地図はこちら) e-mail: m.q.r.plus@tbp.t-com.ne.jp il est quelle heure ?
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シモーヌといえば、レゾンデートルな人々はボーヴォワールを思い浮かべるかもしれませんが、今日のシモーヌは違います。そもそも「レゾンデートル」って、なんじゃそりゃ?
インディポップ好きな元オリーブ少女たちなら、ブルックリンのピコピコ三人娘、アニー(右)、エリカ(真ん中)、ヘザー(左)の au revoir Simone(オールヴォワールシモーヌ)を思い出すでしょうかね。でも、それも違います。 あぁ、懐かしい。。。 ちなみに彼女たちのグループ名、「さらば哲学!」みたいなことかと思ってたら、ピーウィー・ハーマンの映画のセリフから取ったものでした。 ということで、本日ご紹介いたしますシモーヌはと言いますと、シモーヌはシモーヌでも男のシモーヌ、無精髭の鍵盤男、albin de la simone(アルバン・ドゥ・ラ・シモーヌ)です。このドゥ・ラ・シモーヌという姓、芸名みたいなものかと思ってたら本名で、珍しいながら他にもいることはいるらしいです。 ジャズクラリネット奏者の父を持つアルバンは、1970年にピカルディ地方の中心都市アミアンに生まれます。当店のマカロンの街です。造形芸術を学びますが、学校を出たあとは鍵盤奏者として音楽の道へ進みます。当初はジャズを中心に演奏していましたが、徐々に活動の幅を広げていき、マクシム・ル・フォレスティエからラファエル、ブリジットまで新旧様々なジャンルにわたる数多くのアーティストのレコーディングに参加し、演奏のみならずアレンジも手がけるようになります。30才前後から自分のための曲を書き始め、2003年に自分の名前をタイトルに冠したファーストアルバム(個人的に「パンダ盤」と呼んでます)をリリースします。そののち数年のインターバルを挟みつつ、現在までに3枚のオリジナルアルバムを発表しています。ヒットチャートを賑わすというよりも、参加をオファーしているアーティストなどを見ていると、ミュージシャンズミュージシャン的な人気のある人なのかな、という印象ですね。 ジャズからロック(イギー・ポップ!)まで、人のための演奏は何でもこなしますが、自作の曲はちょいとひねくれ系ポップソング。日常の些細な出来事を少しだけずらすと見えてくる、そんな身の回りの狭〜い世界を描き出す歌詞が多いですね。 うっかりで自分の部屋から閉め出されてしまった男の悲劇を 妄想まじりに描く "catastrophe"(カタストロフ) 以前に訳詞でご紹介した"parle-moi"(話しかけてよ)ももちろん好きですが、ぽつんと部屋に残されたセーター、その素材だの色だので思いを紛らわそうとしても、けっきょく考えはそれを着ていた彼女に辿り着いてしまう哀しさを歌った"ce pull"(セーター)も好みですねぇ。 我らが(?)ヴァネッサとも関わりが深くて、二人の出会いはたぶん2006年のオペレッタ "le soldat rose"(バラ色の兵士)だと思われるのですが、ここでの共演以降、ディヴィニディルのスタジオ録音、ツアー、そしてアコースティックツアーの音楽監督&バンマスと、大変お世話になっています。特にアコースティックツアーで見せた彼の選曲眼とアレンジャーとしての腕は、見事なものでした。 お返しに彼のアルバムにデュエットで登場するヴァネッサ お友達も多そうな彼ですが、ミュージシャン仲間のうちでも特に仲が良いのがジャンヌ・シェラル (jeanne cherhal) とヴァンサン・ドレルム (vincent delerm:作家フィリップ・ドレルムの息子)の二人だそうで、ジャンヌとはセカンドアルバムで something stupid のフランス語バージョンをデュエットしたり、ヴァンサンのライブの時に三人でつるんでステージに立ったりもしています。 インターバル的にはそろそろ次のアルバムを期待しても良さそうな頃ですが、あちこち引っ張りだこでなかなか自分の曲を作る時間はなさそうだな。。。と思っていたら、いつの間にか新曲のクリップがアップされてました。
by mqrplus
| 2012-01-30 23:19
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